はじめに:「もう限界」だった日々。それでも私は、諦めなかった
もしあなたが今、
「今の仕事、頑張っているのに報われない…」
「毎日が辛くて、心身ともに限界を感じている…」
「もう、このキャリアは諦めるしかないんじゃないか…」
と、そう感じているなら、かつての私と同じ気持ちかもしれません。
私自身も、かつてはどれだけ努力しても結果が出ず、心は常に張り詰めていました。気づけば、うつ病寸前の状態に。
しかし、そんな私が、どうやって逆境を乗り越え、心を壊さずに全国1位の営業成績を掴むことができたのか。
この記事では、その具体的な「営業術」と「キャリア逆転」のための思考法を、私の実体験を交えてすべてお伝えします。
これは単なる根性論ではありません。「もう限界」な状況からでも実践できる、努力の方向を180度変える具体的な方法です。
第1章:私が陥った「報われない努力」の罠
ひたすら頑張るだけの過去
当時の私は、とにかく量をこなせば結果が出ると信じていました。
毎日終電まで働き、休日にサービス出勤して資料を作り込み、ひたすら電話件数を増やす。
今だと完全にブラックですが、終電後もコンビニオーナーに電話して、即アポ取りをし、深夜2時に訪問なんてこともありました。
しかし、どれだけ足繁く顧客を回っても、どれだけプレゼンを磨いても、契約は一向に取れませんでした。頑張れば頑張るほど、空回りしているような感覚に陥っていきました。
心身への影響:「うつ病寸前」という状態
成果が出ない焦り、上司からの終わりのないプレッシャー、そして同期や同僚との比較。
気づけば、私の心と体は悲鳴を上げていました。
会社に出勤すると朝の30分はトイレにこもって吐いていました。
この時、私は「もう、このキャリアは諦めるしかない」とまで追い詰められていたのです。
教訓:「頑張るだけ」では報われない
この苦しい時期に痛感したのは、「頑張るだけでは報われない。むしろ心身を壊すだけだ」という厳しい現実でした。
私の努力は、方向を間違っていたのです。
第2章:キャリア逆転のターニングポイント:心を「治す」ことから始めた
限界を感じた時、私は人生で最も大切な決断をしました。それは「頑張るのをやめる」という選択です。
この「頑張らない」という選択こそが、私のキャリア逆転の始まりでした。
1. 「頑張らない」という選択:心と体の「回復」から始める
無理に頑張り続けることを一度ストップしました。
上司が変わり、その上司から「頑張りすぎだから、量をこなすのではなく、まずは休め。」とアドバイスをいただきました。
心と体を休ませ、エネルギーを回復させることを何よりも最優先しました。
2. 「自分を許す」というマインドセット
そして、自分を責めるのをやめ、完璧でなくても良いと受け入れる思考を意識的に取り入れました。
この心の回復がなければ、次のステップに進むことはできませんでした。
第3章:【全国1位の営業術】心を壊さずに結果を出す3つの秘訣
心と体が回復に向かってきた頃、私は営業に対するアプローチを根本から見直しました。
そして、心を壊すことなく結果を出すための、3つの具体的な営業術にたどり着いたのです。
秘訣1:顧客理解を「深掘り」する営業術
「売る」という意識を捨て、「顧客が抱える悩みや目標を、誰よりも深く理解し、解決をサポートする」という視点に完全に切り替えました。
- 「聞く力」の磨き方:顧客の話を途中で遮らない、相手の言葉を繰り返して共感を示す、Whyを5回繰り返して真のニーズを探る、顧客の表情や声のトーンから感情を読み取るなどをロープレで徹底的に磨いていきました。
- 「潜在的な悩み」の引き出し方:成功事例や失敗事例を共有し、自分事として考えてもらう、未来の理想像を具体的にイメージさせる問いかけなどを磨きました。
このシフトにより、顧客は私を「商品を売りつける人」ではなく、「本当に親身になってくれるパートナー」として見てくれるようになりました。自然と信頼関係が構築され、売上は後からついてくるようになったのです。
秘訣2:結果に囚われない「プロセス思考」
以前は「契約を取る」という結果ばかりに囚われ、プレッシャーで潰れそうでした。
しかし、意識を変え、日々の小さな「プロセス」に焦点を当て、その達成感を積み重ねるようにしました。
- 目標の細分化と達成感: 契約やアポイントを目標にせず、目先の資料送付許可というところにKPIを置き、毎日3件獲得を目標設定し、徹底していきました。
- 失敗を恐れないマインドセット:「今回の課題は何か?」「次回はどうすれば改善できるか?」を客観的に分析し、次の行動に活かす。
このプロセス思考が、結果が出ない時期でもモチベーションを保ち、着実に成長し続ける原動力となりました。
第4章:全国1位達成、そして「ハグクム・キャリア」へ
これらの「報われる努力」を実践し続けた結果、私は着実に成績を伸ばし、最終的には念願の全国1位を達成することができました。
しかし、私が本当に得たものは、単なる「全国1位」という肩書きではありませんでした。
心身の健康、仕事への充実感、自信、そして何よりも「自分らしい幸せなキャリア」を手に入れることができたのです。
私にとって「報われる努力」とは、結果を出すことだけでなく「幸せな働き方」を見つけることだと気づかされました。
この経験から、かつての私と同じように「努力が報われない」と苦しむ方々をサポートしたいという強い思いが生まれました。それが、この「ハグクム・キャリア」を立ち上げた理由です。
まとめ:「もう限界」は、最高のスタートラインになる
この記事で伝えたかった「報われる努力」の秘訣を、もう一度まとめます。
- 「頑張らない」という選択:心と体の「回復」から始める
- 顧客理解を「深掘り」する営業術
- 結果に囚われない「プロセス思考」
もしあなたが今、「もう限界」と感じているなら、それはあなたの努力が足りないからではありません。
もしかしたら、努力の方向や、心の状態を見つめ直す最高のチャンスかもしれません。
私自身が経験し、乗り越えてきたからこそ、声を大にして伝えたいことがあります。
「あなたは一人ではありません。」
「あなたにも必ず、『報われる努力』を見つけ、自分らしいキャリアを築くことができます。」
まずは、今日からできる小さな一歩を踏み出してみませんか?
もし一人で悩んでいるなら、いつでもこのブログを訪れてください。私が、あなたのキャリアを「ハグクム」(育む)お手伝いをします。